屏風製造工程

*** 屏風 表装工程/構造 ***
屏風はたわまないための強度、重さ、色合いや作品とのバランスなどが重要となります。
30ほどの工程を経て丁寧に仕上げます。  屏風構造

屏風の主な工程
設計 : 作品にあわせて 形式、寸法決め、裂の選択等。
組子 : 芯になる組子を軽い木材 さわら、桐、 等で制作。
下張り作業 : 骨縛り、打ちつけ、みの張り、みの押さえ と手鹿和紙を重ね張りをし強度を増す。
これにより軽くて強い屏風が作られる。

紙のちょうつがいの制作 :一枚ずつの組子を6枚につずります。

骨の削り作業 : 6枚重ねのずれを修正します。
下袋張り、上袋張り : 上張りに凹凸がでないために行います。
上張り作業 : 下地、裂、金襴を配置し張り込みます。
縁の取り付け : 漆塗りのふちをとりつけます。
金具取り付け : ふちに金具をとりつけます。
本紙の裏打ちと裁断
本紙張り込み : 裏打ちをし金襴筋をとった作品を張り込みます。
おぜ張り : 最後に組子の横の部分に上張りします。

屏風に作品を張り込みます。